隠居生活☆東京・マニラ行ったり来たり

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カテゴリ:○マニラよたよた歩き( 12 )


2009年 08月 11日

アラバンを歩く

今回のアドベンチャーは、アラバンーサポーテ・ストリートを端から端まで歩くことだ。
前年はタフト・アーベニュー、前々年はイントラムロスの城壁の上だった。
アドベンチャーなんて、たいそうな言葉を使ちゃったけれど、現在の佐太郎には、体力的にも精神的にも使ってもいいかなあと思っている。

端から端まで歩くと言ったって、一度に歩くのではない。
倒れる前の佐太郎は山好きの健脚。可能だったろうが、よたよた歩きの今は全く無理。何回にも分けて、トータルで全行程を歩くのだ。今回は、6回に分けて、完歩できた。
出発点は、サポーテのコスタル・ロードを下りたところ。終着点をアラバンのスター・モールとした。
歩くと、車に乗るのとは違って、ストリートの全容を掴んだ気になる。
自己満足の達成感。それでいい。それが応えられないのだ。
アラバンは、最終日の行程。
フェスティバル・モールへの地下道の入り口から歩き始めた。

アラバンはモンテンルパ市に属するのだそうだ。
驚いたことに、アラバンには、狐が棲んでいたのだ。

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マドリガル・ビジネス・パークの看板
この辺りはフィリピンであって、フィリピンでない。
緑が多く、歩道も綺麗に整備されている。
他の道路のように障害物は何もない。気持よく歩けるのだ。

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アヤラ財閥肝いりの新しいビジネス・センターらしい。
佐太郎には、何の関係も接点もない場所。
近くには、アヤラ・アラバンという超高級ビレッジもあるそうだが、行きたいとも思わない。似合ってないだろ。
佐太郎は、人間の臭気漂うゴチャゴチャしたフィリピン。ワンダーランド・フィリッピンが大好きなのだ。

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アラバン・サポーテ・ストリートを真っすぐ歩いているつもりだったが、この辺から方角がわからなくなっていた。バスのターミナルだったような気がする。

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教会があった。ガードマンが灼熱の太陽の下、よたよた歩いている佐太郎を心配して声をかけてくれた。
「どこに行くんだい」
「スター・モール」
「マラーヨ(遠いよ)」
びっくりした顔をしていた。
物好きな外国人のジジイ。彼には理解できないようだった。

行けども行けどもスターモールが見えてこない。なぜだ。なぜだ。道を間違えたか。
炎天下の歩行は体力を消耗する。

広い通りだった。木陰もほとんどない。
歩いている人もいない。
学生らしい若者が前から歩いてきた。ラッキー! 逃してならじと、声をかけた。
「スターモールは遠い?」
「マラーヨ(遠いよ)。歩いて行くの? ジープニーに乗っていきなよ」
本気で心配してくれた。
それじゃあ、意味ないんだよな。
疲れていた。でも、老人は頑なだ。
バターンの死の行進を思えば、なんてことないわ。
佐太郎のファイティング・スピリット、見せてくれる。

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建物が見えてきた。スター・モール、いよいよ到着か。
喜んだのも束の間、なんだか見覚えがあるんだよな。
以前、行ったことのあるフェスティバル・モールじゃないか。
アラバンーサポーテ・ストリートのフェスティバル・モールへの地下道入口付近から歩き始め、2時間近くも歩きまわって、なんのことはない、フェスティバル・モールに着いたのだ。
狐につままれた思いとはこのことだ。大周りをしたのだろうが、googleのフィリピン地図を見ても今だに、どこをどう歩いたのか、理解できない。
お狐さん、勘弁してよ。毎朝、凸版印刷の祠で手を合わせているのにい。

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しばらく歩くと池がみえた。
待てよ。これ、アラバンーサポーテ・ストリートとフェスティバル・モールを繋ぐ地下道やんけ。
これを使えば、フェスティバル・モールまで10分もかからないんだ。
でも、迷宮案内人・佐太郎は2時間近くもかけて歩いたんだ。
アラバンの景色を楽しみなさいって、神様の御心を感じたね。
御苦労さん!!

緑の向こうに見えるのはマドリガル・ビジネス・センターなのかな?

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フェスティバル・モールの周りには、こういう感じの「飲み屋さん&レストラン」が並んでいる。
遅い時間になるとこむんだけど、まだ、午前11時。
30分ほど、一人で休んでいたけど、誰も注文を取りに来なかった。

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着いたぞ。スター・モール。
腹が減っていた。冷房のきいたスターモールの中ではなく、すぐ前のジープニー・ターミナルのカリンデリアで、昼食を取った。安いし、おいしいんだもん。
帰りのジープニーもすぐつかまるしね。



これ以降の画像は、後日、アラバン在住のTさんとフェスティバル・モールの「飲み屋さん&レストラン」で飲んだときのもの。お店の名前は忘れてしもうた。
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佐太郎とカアチャン、仲が良いだろ。
もう、一生分、喧嘩した。
孫も二人できたし・・・・・、暗黙の合意で休戦協定、成立しているんさ。
もう、疲れるようなことは止めようねってさ。

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ウェートレスさん
可愛くて、上品だろ。
Tさんも佐太郎さんも結構、お気に入りなんだ。
でも、最近、気づいたんだ。
この娘、この辺に棲みつく女狐の化身なんだって。
間違いないっ! 

ちょっと、古いネタだなあ。
18歳未満の女の子に手を出すと痛い目にあうんだよね。ね、長井さん!
間違いないっ!

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食べ物はうまいし、緑は多いし、フィリピンには珍しく、昼から飲んでいても気にならないし・・・・
ここは隠れ家的で良いとこだでえ。

by wakahiroo | 2009-08-11 07:03 | ○マニラよたよた歩き
2009年 08月 02日

チャイナタウンを歩く

バクラランからデビソリア行きの、ジープに乗った。
チャイナタウンに行きたいと言うと女房がそう教えてくれた。
バクラランで苦労して乗り場を探したね。
ジープの客引き男が「ソリア、ソリア」と声を張り上げていた。
なんだか、日本のお神輿の掛け声と似ていて面白かった。
さて、次はどこで降りるかだ。
ビノンド・チャーチの名は覚えていた。ドライバーに「ビノンド」言って、20ペソ渡したと思う。確か、2ペソくらい戻ってきたよな。

パシグ・リバーを渡り、中華風の門をくぐると、前方に教会が見えてきた。
この教会の近くで降りると、正解だった。
まずは、教会に入って、お祈り。

チャイナタウンがどこかわからない。
教会を出たところで、まずは、中年の女性に声をかけた。
「エクスキューズ・ミー」
完全に無視された。しょうがない。こ汚い助平そうなジジイだものな。
女性には警戒されると悟り、次に、年配の男性に声をかける。
「チャイナタウンはどっちですか?」
「ここだよ」
と笑われてしまった。質問を変えた。
「チャイナタウンの中心はどっちですか?」
しばらく考えた後、左方向を指さしてくれた。

チャイナタウンって、広いんだ。

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ビノンド教会

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教会に入っていく修道女達

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王彬北橋(オンピン・ノース・ブリッジ)
門の向こうはオンピン・ストリート。こちらもそうなのかな。よくわからない。

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さすが漢字の看板が多い。
永美珍。何屋かわからないけど、雑然とした街の雰囲気と溶け合って、チャイナタウンに来たって、情緒が身につくよな。
隣りの黄色い看板、新竹餃子館。これは何屋かよくわかる。「Tasty Dumplings」と言われてもようわからんけどね。

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いいねえ。いいねえ。
チャイナタウンだよね。
おいしい酒のつまいみを売っているらしいけれど、よたよた歩きの佐太郎、体力的に店の中まで入る余裕はない。今回は街並みをざっと見るだけ。

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露店とパジャックフィリピンの風景だ。
でも、歩く子供達、なんとなく中華の血が感じられるよね。

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オンピン・ストリートの風景①

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オンピン・ストリートの風景②

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サンタクルス教会
疲れていたので、ここには入らなかった。
それにしても、電線、何であんな複雑に配線しているのかな?

この教会の向こうにLRTのカリエド駅があるらしい。
今度は、バクラランからLRTに乗って来ようか。

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友誼門近くの通り。やはり中華系の人が多かった。
でも、昼から暇そうだ。
時間の流れがゆっくり。佐太郎には合っている。

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チャイナタウンのビジネス街?
ちょっと殺風景だよな。

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中比友誼門
この門の向こうに、パシグ・リバーにかかるジョーンズ・ブリッジがある。

by wakahiroo | 2009-08-02 12:51 | ○マニラよたよた歩き
2009年 08月 01日

キアポを歩く

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バクラランからのジープを降りての最初に撮った一枚
キアポ(QUIAPO)は庶民の街。気のおけない普段着の街だ。


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出た。出た。伊勢丹。
Nが一つ多いか。アイセタンと読むらしい。
そう言えば、アドリアティコに「JOJO-EN」という焼肉屋があった。同工異曲か。

キアポはマニラの古い市街地区とのこと。
イントラムロスを江戸城(皇居)に例えれば、日本橋、神田ってところかな。

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陸橋の上から見たケソン・ブルバード
マラテ方向。パシグ・リバーを渡ればイントラムロスだ。

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キアポ教会正面
ブラックナザレと呼ばれる黒いキリスト像で有名。

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教会の周りは、このような像で飾られている。

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教会の西側
東京では、四谷の聖イグナチオ教会に行くんだけど、教会を取り巻く熱気の違いを肌で感じてしまう。
今度、ここから、チャイナタウン方面へ歩いてみようかな。生きてればの話だけどさ。

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教会内部
この写真を撮った後、聖堂整理のボランチティアらしき女性に撮影禁止と言い渡された。
フラッシュをたかなきゃ、いいと思ったんだけどな。

熱心とは言えないが、カソリック教徒の佐太郎。
ちゃんとお祈りしてきただよ。

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教会前の広場
参道の方は露店と人でごった返している。

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車椅子に乗った身体障害者
インパクトのある帽子やなあ。人々からカンパを集めにいくところかな。

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陸橋でケソン・ブルバードを渡るとき、参道方向を撮る。
左に折れれば、人混みもピークに達する。

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教会周辺の街並み人々の生活の匂いが漂ってくる。殺風景だけどね。

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参道にあったお店に飾ってあった衣裳
パーティー用なのかな。ウエディング用なのかな。
よくわからない。でも、綺麗だよな。
気になっている美人のあの子に着せてみたいやろ。

フィリピンの原点のような街の気がする。
もう何度か足を運んで、キアポを極めたいという欲求が佐太郎の内部に起こってきているんだよなあ・・・・
神様! 時間をくださ~い!!

by wakahiroo | 2009-08-01 04:54 | ○マニラよたよた歩き
2007年 07月 20日

マニラよたよた歩き「イントラムロスの城壁の上を歩く(その2)」

Baruarte de San Andres~Baluarte de San Diego
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Baruarte de San Andresとその向こうのマラテのビル群

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この道の中央辺りで壁越しに見たマラテのビル群

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Baruarte de San Andres側からBaluarte de San Diego方向を撮る。
右の建物が UNIVERSITY OF THE CITY OF MANILA 。
遠くにマニラ・ホテルが見える。

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イントラムロスの南入口の真上から撮ったイントラムロス中央を走るGen. Luna Street
この通りの左側にサン・オーガスティン教会、右側にマニラ・カセドラル(遠くに見える)がある。見所の多い。イントラムロスの中央通りだ。
城壁沿いの道とこの道をつかみ切れれば、ほぼイントラムロスの地理は掌握だ。
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南側の壁の中央辺りから Baluarte de San Diego 方向を撮る。
San Andres と San Diego のガードマンが雑談していた。
結構歩きやすそうな道やろ。
騙されたと思って歩いてみろよ。

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逆に、中央辺りから Baruarte de San Andres 方向を撮る。
左の建物は、DEPARTMENT OF LABOR & EMPLOYMENT。

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Baluarte de San Diego のガードマンの事務所らしい。
いろいろ聞いても親切に対応してくれた。暇そうだったものな。

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Baluarte de San Diego の広場全景

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Baluarte de San Diego の見張り所
銃眼からゴルフ場が見える

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イントラムロス東側のゴルフ場


  Baruarte de San Andresから北に続く道
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Baluarte de San Diego から北に続く城壁の道は、イントラムロス東側の道だ。
左の赤い建物は、マニラ・ブリティン誌社屋。

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道はさらに北に続く。
暑いし疲れてきたし・・・
休む木陰もない。
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東の入口近くにあった城壁の上の広場
大砲が10台くらい設置されていた。シティホールを狙っている。

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この辺では、右手のゴルフ・コースもなくなり、公園になっている。

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左はMapua Institute of Technologyの校舎。
落ち着いた雰囲気だ。
すぐ前に土手があるところから、四谷の上智大学の通りを思い出していた。
城壁の下にはカリンデリアが並んでいた。
喉の渇きが耐えられなくなり、城壁から下りる。
そこで、10ペソのポップコーラを座って飲み、しばし、休憩。

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学生街を過ぎ、大分来たところで、振り返って南の道を撮る。

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城壁内には、住みやすそうなコンドミニアムが並んでいる。

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東側の城壁の道はここで切れていた。
ヘ~イ! イントラムロス城壁完歩! やったぜ、ベイビー! 気分爽快。下の道を少し歩けば、イミグレションがある。
ここは何度も来ている場所だが、私の頭の中でイントラムロスの地図が完成し、その位置がはっきり確認できた。
この日は、西側に出て、ボニファシオ・ドライブを歩いて帰る。
イミグレションの前のスターバックスで、アイスコーヒーとワッフルで軽い食事。

by wakahiroo | 2007-07-20 09:29 | ○マニラよたよた歩き
2007年 07月 17日

マニラよたよた歩き「イントラムロス(その1)」

    ★2007年1月~5月の比国滞在時の出来事です。

イントラムロス東側入口
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1回目はシティ・ホール近くの東側の入口から入って南から出る。
写真は東側の入口
あの「INTRAMUROS」と書いた上を歩くことができるんだぜ。
中に大学がいくつかあるので、学生が多く往来する。
カリンデリア(食堂)が連なり、パジャック(サイドカーのついている人力自転車)の乗り場にもなっている。
イントラムロスの中は、原付のトライシクルも、ジープニーも走っていない。
ある意味、フィリピンらしくない。すっきりしている。
パジャックは地球に優しい未来志向の乗り物として、売り出した方が良いよな。

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東口の近くにマニラ市のシティ・ホールがある。


 イントラムロス南側入口
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2回目以降は南の入口から入った。
南の入口は、リサール・パークの真ん中のマリア・オロッサを突き抜け、交通量の多いブルゴス・ストリートを渡ればすぐだ。
後ろの建物は「DEPARTMENT OF LABOR & EMPLOYMENT」。
交通の激しい通りを渡る術もこの数ヶ月でなんとか身につけた。最初はこわくて渡れなかったんだけどね。
人間って、学習するものなんだ。還暦を過ぎてもね。

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南口を入ってすぐのところにある「UNIVERSITY OF THE CITY OF MANILA」の学生。
狙って撮ったんじゃない。偶然、偶然。←強調
でも、良い感じの子だったよな。
自称フォトグラファー・佐太郎は、イントラムロスを背景にしてフ極め付きのフィリピン美女を撮る夢があるんだ。
篠山ちゃんを超えるぜ。紀信のカアチャンの南沙織って、フィリピン人のハーフなんだってね。
潮風のメロディー、17才、懐かしいなあ。
猛ファンだったんだ。
結婚したとき、紀信のヤローと思ったぜ。


PUERTA REAL GARDENS
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美女の後は花さ。
あまり知られていないけれど、イントラムロスの南口を出たところに「PUERTA REAL GARDENS」という「Acuario de Real(水族館)」のある素敵なガーデンがある。
そこの庭にブーゲンビリアが咲き乱れていた。ガードマンに一言、言っといた方が良いと思うけど、この庭、自由に入れるみたいだよ。
  
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庭の入口が閉まっていたので、近くに座っていた学生に入れるのかどうか聞くと、先にたって案内してくれた。ここにも城壁があり、そこに上がるとき、手を引っ張ってくれたりいろいろと気を使ってくれた。
その18歳だという青年に、帰りがけに分かれるとき、要らないというのに、100ペソ、無理やり渡してしまった。
考えてしまった。失礼なことをしたのかな。純真な気持ちを踏みにじったのかもしれない。
感謝の言葉だけで良かったのかな。
大人の社会をちょっとだけ教えたということにして、無理やり納得しておこう。

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このガーデンの城壁の上
眺めがいいのに、私と青年以外に誰もいなかった。

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ガーデンの出口
向こうはイントラムロスの南口に通じる道路

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ガーデンの出口付近の蓮池
ちょっと雰囲気があるだろ。
ここに腰掛けてしばらくボッとしていた。


Baluarte de San Diego Gardens
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イントラムロスの南口を入って左に折れると道は真っ直ぐ伸びている。突き当りがBaluarte de San Diego Gardens。300メートルくらいかな。遠くはない。
左の城壁の上を歩くことができる。気分が良いぜ。

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この庭は、イントラムロスの南西に位置する。
入場無料である。広くて、景色も最高だ。私はフォート・サンチャゴより好きかな。

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「Baluarte de San Diego 」の庭に置かれていた(展示されていたとは言えない)正体不明の乗り物。
蒸気機関車のようだが、何の説明書きもなかった。

この前で韓国人のグループが写真を撮っていた。
私が写真に入るのが邪魔らしく、ガイドらしき男が、手を大きく振ってあっちに行けという仕種。
無礼な奴とは思ったが、田舎者だから仕方がないかと許してやった。
韓国人には、時々、こういう態度のでかい奴がいるよな。韓国人の面汚しって奴が。

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「Baluarte de San Diego Gardens」の城壁の上の広場からマラテ方向を撮る。

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案内板がかすれていてまったく読めなかった。新しいのを作れよ。
何を見ているのか、わからなかった。その方が、ものをよく見れるってこともあるけどね。
石の円形要塞の跡らしい。違っているかもよ。

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子供達はうれしそうに駆け下りて行ったが、佐太郎にはこの階段はきつかった。
両手を階段につけて、お尻を一段ずつ落とし、なんとか降りることができた。

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壁の間からマラテのビル群を覗く。
ゴルフ場のグリーンとビル群の間にリサール・パークがある。

     「イントラムロス(その2)」に続きます。 
 

by wakahiroo | 2007-07-17 09:35 | ○マニラよたよた歩き
2007年 07月 10日

マニラよたよた歩き「リサール・パーク探訪(その1)」

   ★2007年1月~5月の比国滞在時の出来事です。
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ブーゲンビリアが咲き誇るルネタ・パークを毎日のようによたよた歩き回った。
最初は、タフト・アーべニューを北上して東側から。2日目は、マリア・オロッサから中央突破。3日目は、ロハス・ブルバード沿いのベイ・ウォークを通って西側から。4日目はパークの外縁を一周。
5日目は、夕暮れ以降の雰囲気が知りたくて、日暮れ時に、マリア・オロッサから。
受験参考書風に言えば、「リサール・パーク5日間完全攻略」ってわけさ。

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花と水と緑の広々とした公園。
なかなか良い雰囲気だ。若い二人のデートに格好の場所だ。
20年以上前のルネタ・パークをよく知っている私には、信じられない。隔世の感だ。
驚くほどきれいになった。
東京の北の丸公園とか新宿御苑あたりとそんなに遜色ないじゃないか。
池の向こうの丸屋根はプラネタリューム。
一本道路を隔ててイントラムロス。
真ん中のマリア・オロッサ・ストリートを突き抜けて行くのがイントラムロスへの散歩の近道だ。

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 空に青 地に花と水 肌に風 束の間なれど 悩み忘るる  佐太郎
水辺の花って、心をひきつける。
水と青い空と美しい花、他に何が必要だと言うんだい。
喧騒と排ガスの街を離れてここに来るとほっとする。

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マニラ湾が近い。
ときどき海鳥らしい鳥が群れをなして舞う姿も眺められる。暑いながらもなかなかの風情。
写真の青い傘の下、なんとスピーカーなのだ。
公園なのに、音量は抑えているけれど、音楽を流している。
フィリピンらしいと言えばフィリピンらしいんだけど。
やっぱり、ちと抵抗を感じたなあ。ここは静けさを基本とする公園だぜ。
フィリピンではそんな常識、通用しないのかなあ。
フィリピンの人達は、ひょっとすると、静寂恐怖症なのかもしれない。
静かで音楽がないと不安で不安でたまらなくなんのか、気が狂いそうになんのか。
   楽音が 閑けさを消す 旗と風  佐太郎
ところで、公園にたなびいている旗、どんな意味があるのかな。女房も本当にわからないらしく、珍しく知らないと言った。
いつもなら、適当なことを言うのに。

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公園の周囲には高い現代的なビルがどんどん建ち始めている。
緑の公園と良い感じでマッチしている。
マラテの夜の繁華街も近い。

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太陽が半端でなく照り付けている日中は当然のことながらベンチに腰掛けている人はいない。
陽光に顔を晒し、サン・バーンをしていたのは佐太郎一人やった。
「リサール・パーク日焼けサロン」、今のところ、フリーだぜ。
汗をダラダラ流して、強烈な日光の直射を受けているのも、なかなか爽快。
フィリピン人には変人にしか見えないんだろうな。
女房は、早々と日陰に逃げ込んだ。
  日焼け顔 南国気分 昂揚す 佐太郎

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公園内に素敵な萱葺きの田舎屋があった、
カビテから運んだアギナルドの生家なのだそうだ。
今は、セキュリティ・ガードが事務所として使用している。
これ、全部、女房の受け売りなので、信憑性は保証しないよ。
ただ、なんというか、あんまり言いたくないけど、中でパソコンでゲームを興じいた。
まあ、休憩時間ということにしておこう。いや、目の錯覚だったかな。歳をとったんでね。
いつもはえばりくさった、いえ、とても威厳のある、あのお方達がねえ。
笑っちゃったよ。
女房が「恥ずかしい」と言ったところをみると、錯覚でもなかったのかなあ。
なんか、佐太郎、今日は批判的やなあ。どうかしちゃったみたいだなあ。
さっき、孫娘と電話したんで、気持ちが舞い上がっているようだ。
  腐敗見て 絶句してるか アギナルド  佐太郎
マリア・オロッサののすぐ近く、パークのほぼ中央にある。

えっ、佐太郎の俳句もどきって、季語がない、邪道だって? 
邪道は望むところよ、楽しんでいるだけだって。
とにかく、常識とか、取り決めなんて、苦手なんだよな。

(注) エミリオ・アギナルドについて
フィリピン独立に一生を捧げたフィリピンの革命家。フィリピン共和国の初代大統領。
マニラのエドゥサ通りにある「アギナルド空軍基地」にその名が残されている。

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リサール・パークの真ん中を貫くマリア・オロッサ
マリア・オロッサって、結構長い通りなんだぜ。途中、ロビンソン・プレースで中断されているけどね。
ここは交通量は多くはない。でも、ジープニーはいかにもフィリピンだよな。
ここでジープニーに乗るとナックピルの住まいまで7ペソ(20円くらい)で帰れる。

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広い芝生の広がりを見ていると、若い頃、青春特有の無意味なもやもやとした悩みをかかえて、新宿御苑にあてどもなく寝転んでいたのを思い出した。
記憶って不思議だ。突如、これといった脈絡もなくすそのときの気分まで伴いながらよみがえる。
キイーワードは広い芝生か。40年前へのタイム・トリップ。

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オールド・ルネタ・パークと呼ばれている一画。
そうそう、昔のリサール・パークはこんな感じだった。

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夜のリサール・パークにたたずむ妙齢、いや、微妙な年齢ののマガンダン・ババエ(日本語に訳すと美女っつうかなんというか)
ババじゃねえぞ。ババエ(女性)だぜ。フッ~
これだけ、持ち上げとけば、文句はあるめえ。

夜7時過ぎは恋人達の時間のようだ。
芝生の上に寄り添いハグしキスしているようだった。
遠目で見るとそんな感じだったかな。
   灼熱の 太陽の下 散策す 歳老いし妻 懐かしの園  佐太郎
   日常の 瑣事に追われて 鍵かけし 追憶の箱 開けて恥ずかし  佐太郎
   箱の底 眠りて居りし 若き日の 熱よみがえり 甘くこそばく  佐太郎
   恋に落ち さ迷いし地を 散策し 感傷の旅 遠い思い出  佐太郎
実は、この公園は、今から30年ほど前のクリスマス・イブ、女房と始めてデートした場所なんだ。
熱に浮かされたように、夜から朝まで二人で歩きまわっていたんだなあ。
私も女房も若かった。
あの頃の女房の腰回りは今の半分以下で、抱き心地は良かったのにい。
時間は残酷だ。現実は無慈悲だ。
はるかはるか遠くの霞がかかったようにぼんやりとした記憶・・・・

とんだノスタルジックなセンチメンタル・ジャーニーよ。ハハハ。


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夜の公園で、若者達のやることは、万国共通だよな。27年前の佐太郎とカアチャンもまあ想像通りだったさ。
それなのにそれなのに、女房のやつ、「むか~し、ここでデートしたの覚えている?」とぬかしやがった。
「そういえばそういうこともあったような気もするな」なんてあいまいに答えたさ。こういうのって、年甲斐もなく、てれるよな。
ジジイも、テレルってことあるんだ。
テレルなんて感情、もうとっくに忘れてしまったと思っていたのに・・・

二人で芝生の上を歩いていると、男が近づいてきて「シートを買わないか」だってさ。
バ~カ。ジジババが芝生に寝転がって何をやれっていうのさ。
売店でブコ・ジュース買って飲みながら、「ん? 満天の星空のラブホテルかい。結構酔狂じゃん」なんて考えていた。
   サザンクロス 隣りはナニを する人ぞ  佐太郎 
ほーら、ほら、やっぱり佐太郎は下品やろ。
ちょっと、芭蕉さんをパクっちゃったみたいやけど、俳人、いんや、廃人佐太郎のお粗末でした。
でも、写真を見ると、この夜、満月なんだ。きれいやなあ。身体の深いところで血が騒ぐ。
満月に向かって遠吠えしたくなる気持ち、わかるぜ。

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女房は、いつもルネタ・パークと言う。どちらも通用するのだが、どちらが正しいんだ?
正式名称はリサール・パークと言うらしい。
タフト・アーべニュー沿いに「RIZAL PARK」という文字が植え込みで書かれている。
古い人間がルネタ・パークと言うのかな。

「マニラに昔から住んでいる古い人間がルネタ・パークを使うみたいだな」と言うと、女房はリサール・パークの方を使い出した。結構、単純なんだから・・・
タフト・アーべニューはこのもう少し先で終わりになるようだ。

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マリア・オロッサとカラウ・アーべニューの交差点
この道路の向こう側がリサール・パーク

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   「リサール・パーク探訪(その2)」に続きます。

by wakahiroo | 2007-07-10 07:31 | ○マニラよたよた歩き
2007年 07月 09日

マニラよたよた歩き「リサール・パーク探訪(その2)」

 ラプラプ像 
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      ラプラプが 睨みをきかす 青き空   佐太郎
公園の東側、青く澄んだ空を背景にして、上半身裸の男が屹立している。
ネットでリサール・パークを検索すると「公園東端はアグリフィナ・サークルと呼ばれ、中央の大きな地球儀の周囲はローラースケートリンクになっています」と説明されていた。
地球儀はなかったし、ローラースケートもやってなかった。サークルの中心には大きなこの像があった。
手前に碑があって、読みにくいかすれた字で書かれた説明を読んでみると、「The statue of the sentinel of Freedom(自由の番人の像)」とあり、ラプラプの像らしい。
私より英語のできる女房の言うことには、韓国のなんとかというNGOの団体から寄贈されたらしい。
英語の堪能な貴方、今度、読んできてくんろ。


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ラプラプの像とその真似をして辺りを睥睨しているアホ。
威厳がまったくないっつうの。

(注) ラプラプについて
フィリピンの国民的英雄。
セブのマクタン島の酋長で、マゼラン(彼自身はポルトガル人)を指揮官とするスペインの艦隊と戦い、撃退しマゼランを殺した。ヨーロッパの侵略者を追い払った最初のフィリピン人として敬愛されている。


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ローラースケートはやっていなかった。ラプラプさんが目を回さないように、当局が敬意を表して取りやめたのかな。それなら、英断だな。この公園にローラースケートは似合わない。
もっとも、倒壊の危険性が指摘されているという話もあるのだが・・・
でも、ラプラプさん、マニラ湾の方を向いて外敵の侵略を見張っているよりは、120度ほど向きを変えてマラカニアンの方を向いて自国の腐った政治家共を見張っている方が真の自由の番人になるような気がするんだけど・・・
ありゃありゃ、政治と宗教については言及しない主義の佐太郎、珍しく批判的なことを言ってるじゃん。
見る角度や光の加減によって、いろいろに変化して見える。なかなか良い像だゾウ。←すぐ、駄ジャレるアホ
フィリピンの街中にくだらない像が満ち溢れているみたいだけど、佐太郎、この像が一番、好きだゾウ。
見てないけれど、地球儀よりは良いんじゃない。
韓国もなかなか味なことをするよな。韓国海苔くらいに味だぜ。
そのすぐ東に比国の地図の模型があったけど、醜悪そのものだった。
「公園設計者の美的感覚、ひどすぎるぜ」とド素人公園評論家の佐太郎氏は思ったのだった。

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ラプラプ像のすぐ近くの売店
ジジイ、喉が渇いたので、売店でポップ・コーラを買って飲む。
コカ・コーラでもペプシ・コーラでもなく、ポップ・コーラというのがあるんじゃ。
佐太郎、このコーラをこよなく愛するのだ。理由は安いから。

「メーロン、ポップ・コーラ?(ポップ・コーラ、ある?)」
「マラミッグ?(冷たい?)」
「オポ(ええ)」
「マグカノ?(いくら?)」
「サンポ(10ペソ)、#%$*@&、プラスチック?」
「オーオ(うん)」

#%$*@&の部分のフィリピノ語、よくわからなかったが、ビニール袋に入れるかどうか聞いているのはわかった。
佐太郎のフィリピノ語はせいぜいこの程度。幼稚園レベルなんよ。
フィリピノ語、もう少しうまくなりたいんだけど、もう頭がついていかないんよ。
じゃが、一念発起して、学習し始めるつもりでいる。
頭を使わないとボケるそうだからな。

ビニール袋に入れて、歩きながらストローで飲むのはフィリピン流さ。
後ろに書かれているブコ・ジュースって、ココナッツのジュース。
これを飲むことも多い。ただ、なんとなく衛生的でない気はしたのだけど・・・
今はほとんど気にしなくなっている。慣れというのは恐ろしい。

ポップ・コーラとかRCコーラとかは庶民のコーラだ。
セブン・イレブンやAM・PMなどのコンビニでは売ってない。
サリサリストアで買うことができる。


ホセ・リサール記念像

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衛兵が24時間、警備している。
昔はもっと近くで見物できたのに。

(注) ホセ・リサールについて
フィリピン独立運動の闘士にしてフィリピンの国民的英雄。
医師、作家、画家でもあり語学の天才でもあった。志半ばにして捕らえられ、スペイン軍の手で銃殺された。が、その遺志は人々に受け継がれ、今も愛され続けている。ラグナ州カランバの出身。
リサールパークは、リサールが処刑された地で、その名にちなんでいる。




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リサール記念像の付近は観光客が多い。
最近の団体客は韓国人か、中国人だ。日本人はほとんど見かけない。
日本は、先に進んで、海外旅行も個人旅行の時代に入っているんだ。

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リサール記念像を反対側から撮る。
被写体は前から裏から斜めから遠くから撮るんさ。

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少し離れたところから。
国旗のなびき方からみると、マニラ湾から海風が吹いている。


 リサール・パーク西端
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リサール・パークの西端はマニラ湾に面している。
その一画の「ハーバー・ビュー」と呼ばれているところ。

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近くに日本食レストラン「さんばし」というお店があった。
街中のお店とはちょっと違った雰囲気だよな。
味は期待しないで、今度、一度行ってみようか。

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これが「さんばし」か。ここで食事すると、気持ちは良さそうだな。
でも、なんだか蚊に刺されそう。

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ロハス・ブルバードからハーバー・ビュー方向を撮る。

外国人と見ると、カレッサ(写真に見える馬車)に乗れ乗れとうるさい。
 「ヒンディ・ツーリスタ・アコ. ワラン・ぺラ(観光客じゃないよ。お金ないよ)」
というと、ほぼ撃退できる。

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カカ様が撮れと言うから、撮っただけ。佐太郎、極めて従順なんだ。時にはね。

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公園の西側には広々とした芝生の広場がある。左手にスタジアムがあり、時々集会をするようだ。

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凧やオモチャを売っているベンダー。まさしく簡易式移動店舗だ!
凧あげには最適の場所。
後ろの建物はマニラ・ホテル。

by wakahiroo | 2007-07-09 07:14 | ○マニラよたよた歩き
2007年 04月 05日

マニラよたよた歩き「タフト・アーべニュー完歩」

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LRTペドロ・ヒル駅より、タフト・アーべニューを写す。

隠居人は暇だ。することない。
できるだけ金をかけずにすることを探す。

同じ暇人の、私のラス・ピニャスの友人の一人は、毎日、決まった時間にビンゴに興じている。
私も、先日、パンプローナのスターモールというところでおつきあいさせていただいたけれども、パチンコ同様、あんまり性にあってそう
もない。
これでも、倒れる前は、ジョギングと山歩きとダイビングを趣味とするワイルド系の行動派だったんだ。
誰だい、「嘘つけ。ワルイド系だったんだろ」なんて言うのは。ノーコメントだな。
今は、見るも無惨なよたよた歩きのこのザマよ。落ち込みは克服したものの時々はぶり返す。
今は元気な貴方、同情しなくていいんだぜ。100%確実に、私の置かれているのと似たような状況が君にも何時の日かやってくるんだから。
それまで十分に好きなことをして愉しんでおけや。明日も確実に生きているなんて保証は全くないんだぜ。


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ユナイテッド・ネーション・アーべニューにあるカジノ。
このカジノに、一度、女房と行こうと思っている。
ここにもビンゴ場はあるようだ。


それに、このビンゴ、やり方によっては結構お金もかかりそうだ。
ビンゴって、どんなギャンブルか、知ってるかい。
私には懐かしい言葉だった。
昔、新宿にもあったんだよな。三越に行く途中の東口を出てすぐのところ。
20代の頃、2,3度、やったことがある。
縦か横か斜めに数字がそろえば、「ビンゴ!」と声をあげる。
スターモールでやったビンゴは、そのときのものよりずっと複雑だった。
ルールを理解するまでには、4、5回、通わなければ駄目かなあ。
若い人からお年寄りまで幅の広い年代の人がきていた。女性の方が多かったかな。
聴力と視力の落ちてきた私には、長時間やるのはかなりきつそうだ。
こいつはやっぱりパスだ。


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バスもジープニーも、基本的には客の好きなところで乗降する。
これが交通渋滞の原因として、批判され、自覚はされているんだけれども、一度出来上がった社会的システムはそう簡単には崩せない。
それで生活している人も大勢いるのだし・・


ゴルフもビリヤードもボールルーム・ダンスも体力的に無理。ビンゴも向いていない。
俺は何をすればいいんだ。考えた。
ウォーキング、歩くことが暇つぶしと体力保持にはやっぱり一番か。
ふと、脳裏をよぎる。
そうだ、タフト・アーべニューを歩いちゃおう。単なる思い付きだった。
おそらく、あんな汚くて排気ガスに満ちた路を歩いてどんな意味があるのか、というところが大方の反応だろう。
意味なんかないさ。
実際、汚くて、変化に乏しくて、ほとんど目を和ませるもののないデコボコ道を歩いていて、俺はいったい何をして
いるんだろう、と何度も思ったさ。
だども、佐太郎は哲学的なんだな。
無意味の連続、それ自体に意味があるのさ。
考えてみれば、人生も無意味の連続、無意味の集積体じゃねえのか。そうさ、人生と同じ程度に意味があるんさ。

殺風景で孤独な道程をつらい思いにじっと耐えながら、ひたすらテクテクと歩き続ける。
つらくて面白くない人生の日常の追体験じゃねえか、これは。
どこかしら雲水の行脚の気分やったな。墨染めの衣にすべきだったな。

えっ、俺の人生、お前と違ってもっと優雅だって。
そうかい、そうかい、そいつはお見それしやした。



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LRTペドロ・ヒル駅より降りてくる人達。
この辺は大学が多く、学生っぽい人が多い。
汚いやろ。それだけでなく、駅周辺は小便臭いんだ。
夜、男共が立ちションするんだよな。
公衆トイレなんてないから仕方ないといえば仕方ないんだけど。
佐太郎は慣れちゃった。我慢できなくなって自らも実行したときもあるので、批判などできない。
女の子は眉をひそめ、鼻を押さえて通っていく。
街から小便臭さがなくなるのは、何時の日になることやら。
小便臭さがなくなるのと、ジープニーがなくなるのは、どっちが先かな?
佐太郎は、もちろん、前者が先と考えるやな。


タフト・アーべニュー完歩になにがしかの意味を持たせていけないかい。
まあ、隠居人の道楽としては上等よ。
わかんねえぞ。一見、無意味なことをしているうちに、思わぬ発見、期待せぬ収穫があったりするものさ。
さすが、一日で歩くのは、よたよた歩きの今の佐太郎には体力的にも精神的にも無理がある。
何日かに小分けにして歩くことにした。

その日、歩き始める地点までの移動手段はLRTが最適だとわかった。
そうだよなあ。LRTはタフト・アーべニューに沿って走っているんだものな。
LRTには一度も乗ったことがなかった。
そらそら、早速の副産物だ。

嬉嬉として女の尻(ケツ)を追いまわすのも人生。血眼になって銭ッコを掻き集めるのも人生。
自分というものを持たずに世間の目だけを気にして虚栄心を満足させて暮らすのも人生。
悪魔に魂を売るようなことをしてまで地位と名誉を追い求めるのも、これまた人生。
人はそこに意味があると思うから意味を持つんだろう、人の世ってやつは。


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こんな悪路が延々と続く。健常者でもきついでえ。
ジェネラル・マルバール付近。
 

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こんな穴ぽこもいたるところ。
笑っちゃうだろ。


ヒネクレ者の佐太郎。人と同じことするのが大嫌いだ。
つまらないこと、くだらないことでも、人がやらないようなことをしたがる。
「人の行く裏に道あり花の山」なのさ。
「吹けば飛ぶような将棋の駒にかけた命を笑えば笑え~」って、心境だな。今度、カラオケで歌ってやるよ。

女房は悪路を心配して反対した。そして、あきらめた。
四半世紀もつきあっているんだもんな、偏屈ジジイの性格、わかっている。
私の場合はでこぼこにつまづいて、骨折などの大怪我をする確率も高いよな。
実際、何度もヒヤッとした。

じゃあ、何故、歩く?
そこにタフト・アーべニューがあるからさ。
そこに悪路があるからさ。
模範的な回答だべ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、いよいよ、お散歩開始!!
◎お散歩(第1日)
ナックピル~タフト・アーべニュー(お散歩)~LRTヴィトクルス駅~オカンポ・ストリート(お散歩)~マビニ・ストリート(お散歩)
途中、ハリソン・プラザのコーヒーショップ「フィガーロ」で珈琲を飲む(65ペソ)。
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LRTキリノ(QURINO)駅とLRTヴィトクルス(VITO CRUZ)駅の間のタフト・アーべニューの光景

◎お散歩(第2日)
マリア・オロッサ~サン・アンドレス~LRTキリノ駅→(電車、12ペソ)→LRTヴィトクルス駅~タフト・アーべニュー(お散歩)~LRTヒル・プヤット駅~ヒル・プヤット・アーべニュー(お散歩)→ハリソン・ストリートでジープニーに乗る(7ペソ)。
ジープニーに乗る前、セブン・イレブンでパイナップル・ジュース(8ペソ)
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LRTヒル・プヤット(GIL PUYAT)駅のプラット・ホームから撮ったヒル・プヤット・アーべニュー(ベンディア・アーべニュー)

◎お散歩(第3日)
ナックピル~タフト・アーべニュー(お散歩)~LRTペドロ・ヒル駅→(電車、12ペソ)→LRTヒル・プヤット駅~タフト・アーべニュー(お散歩)~LRTリベルタッッド駅~リベルタッド・ストリート(お散歩)→ハリソン・ストリートでジープニーに乗る(7ペソ)。
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LRTヒル・プヤット駅を過ぎるとタフト・アーべニューの交通量は極単に少なくなり、ご覧のような、生活ののんびりした情景が見られる。

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リベルタッド・ストリート。賑やかだけど、雑然としている。

◎お散歩(第4日)
ナックピル~マリア・オロッサ~サン・アンドレス~LRTキリノ駅→(電車、12ペソ)→LRTリベルタッッド駅~タフト・アーべニュー(お散歩)~LRTエドサ駅~エドサ(お散歩)→ハリソン・ストリートでジープニーに乗る(7ペソ)。
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LRTリベルタッッド(LIBELTAD)駅からエドサ(EDSA)方向のタフト・アーべニューの右側には、リベルタッッドの市場が広がっている。
交通量はさらに少なくなっている。
市場は一人では奥の方に入って行くのがためらわれる雰囲気だ。
 

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タフト・アーべニューの南端はここエドサ駅付近だろう。人によってはバクラランまでと言うかもしれないが、一応エドサまでにしておく。

◎お散歩(第5日)
ナックピル~タフト・アーべニュー(お散歩)~LRTペドロ・ヒル駅~タフト・アーべニュー(お散歩)~LRTユナイテッド・ネーション駅~ユナイテッド・ネーション・アーべニュー(お散歩)~マリア・オロッサ・ストリート~ファウラ・ストリート~アドリアティコ
今日は、LRTに一度も乗らなかった。
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ナックピルからペドロ・ヒルにかけてのタフト・アーべニューの東側には、PHILIPPINE WOMEN'S UNIVERSITY と PHILIPPINE CHRISTIAN UNIVERSITY がある。
制服姿の学生が見られる。
 

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左側は、PHILIPPINE GENERAL HOSPITAL。バスはファウラ・ストリートを通っている。ファウラを左にしばらく行けば、UPマニラ、最高裁判所、ロビンソン・プレースなど。
この辺は佐太郎の朝の散歩コースの一つ。


◎お散歩(第6日)
アドリアティコ~ファウラ~マリア・オロッサ~カラウ・アーべニュー~LRTユナイテッド・ネーション駅~タフト・アーべニュー(お散歩)~リサール・パークの北東の角、フィナンス・ロード
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タフト・アーべニューとカラウ(KALAW)・アーべニューの交わるところ。
カラウ・アーべニューの北側には、リサール・パークが広がっている。


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タフト・アーべニューの北端はこの辺、ファイナンス(FINANCE)・ロードかな。
このもう少し向こうにはイントラムロスの東側の入り口がある。



とにかく、タフト・アーべニュー完歩!!  拍手!!
で、何を得たかって?
うーん、ちょっとした悪路を見ても、しりごまない、ひるまない心かな。
そんなもんで良いべさ。

by wakahiroo | 2007-04-05 14:27 | ○マニラよたよた歩き
2007年 04月 01日

マニラよたよた歩き「歩け!歩け!歩け! 私の仕事は歩くこと」

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散歩の帰りによく寄るマラテチャーチ
朝、心を鎮めて家族の平安を祈ってくる。
佐太郎、これでもクリスチャンなんだ。
 
脳内出血で倒れてから4年。
仕事を完全に辞めてから、はや2年。
今や、私の仕事は歩くこと(ラカド ラン アン トラバホ コ←このフィリピノ語、ちょっと変かな?)なのだ。

人は皆、日常の何でもないありふれたものの価値を、失って始めて認識する。
二度、歩けなくなって、車椅子のお世話になったことのある私にとっては、歩くことは奇跡に近いことだ。
今、まがりなりにも歩けることを神に感謝し、心から楽しんでいると言ってよい。
見ている人がハラハラするようなよたよた歩きでも。
これでも、車椅子との格差は無限に近いのだ。

あの世に何時いってもおかしくない身になって、しみじみと思う。
幸せというものは、ありふれた日常の中にひっそりと息を潜めている。普段はただ気づかないだけなんだ。
けして、優越感を満足させたり、人を見下したり、他人との比較の上に成り立っているもんなんかじゃないんだぜ。

愛する人が近くにいて、ほどほどの仕事があって、ほどほどに好きなことができて・・・・
それ以上に何を望むってんだ。
人の欲望は際限がない。

幸せって何かだって?
ジジイの見解をもう一度、述べておこう。
人との競争に勝つことなんかじゃない。
それを追い求めると、何時までも飢餓感から逃げられないでえ。
幸福は己の心の中にあるんでさあ。
身の回りのありふれた、ささやかなことに喜びを感じることなんだって。

   ささくれた 心で探す 青い鳥 目指す平安 君がすぐ傍  佐太郎

ゴメン。下手な短歌なんぞ、作っちゃってさ。
本当は短歌を詠むより啖呵を切る方が得意だったんだけどさ。
歳をとり心が穏やかになり、啖呵なんぞ、切ることもなくなったんで。暇だもんね。

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リメディアス・サークルからアドリアティコ方向を望む。
まっすぐ向こうに向かう通りがリメディアス・ストリート。
夜の顔と昼の顔は全然違う。
夜からは、パヨンパヨン(傘の群れ)と化し、テーブルと椅子が並べられて、軽食を取りながら、明け方まで、フィリピン人
が飲んでいる風景が見られる。
たまに、昔の佐太郎みたいなへべれけの酔っ払いもいるぞ。

標準的なお散歩コースを紹介しておこう。
朝10時頃、お散歩開始。
まずは、ナックピル~マリア・オロッサ~サン・アンドレス~キリノ・アーべニュー~アドリアティコ
途中、サン・アンドレス・マーケットでパクワン(スイカ)がおいしそうだったので、一切れ(10ペソ、約25円)購入し、細かく切って
ビニール袋に入れてもらう。
アドリアティコの「ERRA’S BAR & GRILL」で休憩。
お隣りの「KOKO’S NEST」は、夜だけの営業だが、こちらは24時間営業だ。

20分ほど休んだ後、アドリアティコ~ファウラ~ロハス・ブルバード~リメディオス~ジョージ・ボコボと歩き、家に到着。
お散歩終了。これで有酸素運動で、8000歩くらい。

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サン・アンドレス・マーケット
市場というものには不思議な魅力がある。喧騒、駆け引き、ごまかし、人情、エトセトラ、エトセトラ・・・・
人間の営みの良いもの、悪いもの、すべてが凝縮されている。
貧しくとも、着ている服は粗末でも働いている人のエネルギーは逞しく眩しい。
働いている。生活している。生きている。ただただ羨ましい。
家に帰ってメシを食って糞ひって。時々大酒をかっくらって、下手なカラオケがなり立てて。連れ合いと熱くまぐわって、身も世もないような大喧嘩して、子供を可愛がって、子供に悩まされて・・・・・
そんなどこにでもある日常の生活の連鎖が一つ一つ想像ができて、死が射程内に入っているジジイにはただただ眩しい。
その日その日の暮らしを懸命に生きている善男善女達の忙しげに働く壮絶な生命力が眩しい。
眩しい。眩しい。眩しい。

   貧しさと 隣り合わせの 無辜(むこ)の民 その活力を 哀しく目守(まも)る  佐太郎

私の住居から、マリア・オロッサを150メートルほど行くとサン・アンドレスの通りにぶつかり、その斜め前にサン・アンドレス・マーケットが広がっている。
女房は、ものによっては、反対方向のロビンソンで買うこともあるが、食料品はだいたいここで調達してくる。
朝、早くから開いている。が、女房、魚は新鮮なものがないといつもぼやいている。
今、マーケット自体は改築中で、お店は周りの道路に展開している。すぐ近くにスラムっぽい場所が広がっている。
もちろん、佐太郎、その中に入って行くような無茶はしない。
「地球の歩き方」には、南国のフルーツを食べたい人は、ここに行くように書かれているが、まあ、期待はずれに終わるだろうな。
何の変哲もない市場だよ。フルーツを買いたいなら、観光客はロビンソンのスーパーマーケットにでも行った方がいいな。
もちろん、市場の空気を体感したいというなら別だけどね。

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「エラ」で一休みの佐太郎
午前11時はおやつの時間だ。
フィリピンでは、持ち込みを割りと自由にさせてくれる。
20ペソのインスタント・コーヒーとウォーター・メロン。
微妙な取り合わせかもね。
でも、ウォーター・メロン、甘くておいしかった。

ボーイ君に写真を撮ってくれと頼むと、今度は自分達の写真を撮れとのたまう。ごめん、現像する気なんて少しもないんだけどね。
そこで、快く一枚。
概して、こちらの一般庶民、私と同じで、出たがりなんだよな。プライバシーの意識の薄いところも似ているな。気が合うよ。
プライバシーの意識の希薄な社会、遅れているわけでもないんだぜ。
遅れていると考える方が、佐太郎からみれば、遅れているな。
プライバシー、プライバシーでがんじがらめの社会、佐太郎はなんだか息苦しくてたまらない。
なあんて、南の国で考えちゃったりしてさ。

  老いの身に プライバシーは 両刃の剣(つるぎ) 保護の呪文で 孤独の煉獄  佐太郎

えっ、こういうの、短歌じゃなくて川柳って、言うんだって。
やっぱし呆けてきたか。
どっちだって良いんよ。遊んでいるんだから。

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エラのボーイのリンゴとアレックス
よく名前、覚えてるって。記憶力が良い。呆けてないじゃん。
名前で呼ぶと、結構、親近感が湧くもんだぜ。名前を覚えるのが友好の第1歩さ、なんちゃって。
実は、自分達の名前を日本語でどう書くのかと尋ねられたので、カタカナで教えてやったんだ。
佐太郎、アホやから漢字まで教えてやった。どこまでも親切やろ。
林檎と亜烈苦巣。林檎の檎の字は、適当にごまかしたけどね。書けるか、こんな字!
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歩き足りないときは、佐太郎は夕方もお散歩するのだ。

写真はマラテ教会前の噴水のある、名前の知らない広場。
まっすぐ進めばマニラ湾のベイ・ウォーク。
ここもよく散歩するんだぜ。
そろそろ、綺麗な夕陽が見える頃だなあ。

この日、夕方のお散歩(アドリアティコ往復)の帰り、ペドロ・ヒルを渡ろうとすると、いきなり、「佐太郎さんですね」と声をかけられ、「インターネット見ています」と言われた。
お話しようとすると、逃げられてしまった。可愛い女の子連れだったからかなあ。
パンプローナの福松さんのお店の前で福松さんに「佐太郎さんですね」と言われて以来だ。
なんだか、うれしいような、恥ずかしいような・・。
出たがりの目立ちたがり屋の佐太郎。もちろん前者の心の動きが勝っていたけどね。
実は、あんまり大きな声では言わないけれど、後日、LAカフェに行く道でも声をかけられたんだ。
げに、恐ろしや、ネットの力。

  帽子して よたよた歩く 乞食爺(じじ) 心はどこか 巡礼の旅  佐太郎


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佐太郎は深夜も歩くんや。
明るいやろ。この夜は、深夜1時、女房と5分くらいのところにある「ABA」というライブ・ハウスに行くところ。
こんな写真を撮ってると、結構、周りのフィリピン人の若者に受けてたね。佐太郎は受けてなんぼの世界に生きているんや。
生まれ変ったらは上方芸人と決めているんさ。
若いときから夜行性の佐太郎は、夜の12時過ぎに、ミッドナイト・ランブラー(midnight rambler)を時々洒落込む。本能みたいなもんでやめられない。
誰だい。深夜の徘徊老人なんて言うのは。といっても、その通り。反論のしようがない。

  南国の おぼろな路面 踏みしめて 夜の静寂(しじま)を 独り楽しむ  佐太郎

どうだい、徘徊老人ではなく、俳諧老人だろ。深夜の佐太郎の心境さ。老境でもあるんさ。
ありっ、これ短歌か。やっぱし、呆けてきたのかなあ。

とにかく、深夜のの一人歩き、それも逃げることもできない、よたよた歩き。
危険じゃないかって。意識の問題かなあ。
危険な場所は、ある程度掌握しているつもり。そこは避けているさ。
この辺りは、街路灯も整備されていて、人通りも結構あるので、それほどでもないさ。
3000ペソくらい入っている財布は強要するお方にはいつでもカンパするつもりだし、もうそんなに惜しい命でもないし、望むんならこのケチな命
もくれてやっても良いんだぜ。
おっと、こんなこと言うと、また女房、怒るな。

カアチャン。できるだけ長生きするよう努力はするからさ。優しくしてくれよ。

by wakahiroo | 2007-04-01 12:40 | ○マニラよたよた歩き
2005年 08月 18日

バンブーオルガンで有名なラスピニャス教会

歩いた、歩いた。
何度もタクシーをつかまえようかと誘惑にかられたが、なんとか我慢して、ぐったりして、パンプローナの福松さんのお店に着いた。
エバコンからそこまで、カシミーロを経由して、今年3月、歩いた。
これは左回りだが、今回は反対方向の右回りで歩いてみようと単純に思いついた。
が、思った以上に遠かった。

ただ歩いても、もうつまらない。タクシーで行ったとき、途中に、バンブーオルガンで有名なラスピニャス教会があるのを見ていた。ここは観光スポットでもあるみたいだ。
よし、そこを見ていこう。

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空港からスーカットを来たとき、シーフードレストランの並んでいるダンパを過ぎたところにある、このマクドナルドの看板が目印。パンプローナへ行くには、この角を右に入る。
この日、午前10時頃、エバコンでジープニー乗り、マクドナルド前のT字路付近で降りる。
道路を渡って、マクドナルド横の通りに入る。

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しばらく歩くと、パラニャーケの公立小学校があった。
子供達は勉強中。塀の隙間から撮る。
ある程度歩くと、左に折れなければならない。土地勘には自信がある。
それらしき通りに来たので、真面目そうな若者に英語で尋ねる。
「この通りはパンプローナに行くかい」
若者は即答しなかった。しばらく考えてから
「行くよ」
ちょっと引っかかる。
しばらく行くと、上品な感じのおばさん3人組が立ち話をしていた。
割って入って
「この通り、パンプローナに行きますか」
おばさん方、私のよたつく足を見て、質問に答えず
「ジープニーにのりなさい」と勧める。
気づいた。遠いということか、なるほど。
「ありがとう」と言って歩き始めた私を見て、信じられないという顔をしていた。
この炎天下、脚が悪いのに、よく歩くわね、物好きな外国人、てとこか。
フィリピン人は歩かない。特に女性は歩かない。
見栄っ張りだからという説があるが、私はその説に与しない。
糞暑い中、動くのって、思った以上に体力を消耗する。

彼女達は絶対に歩いた方が早い眼と鼻の先なのに、ジープニーやトライシクルに乗る。私の方こそ信じられない、だ。
東京に来ている姪っ子は、来てすぐは、家から駅までの10分くらいの歩きがつらいらしく、よく不平を言ってゆっくりゆっくり歩いていた。
「歩かないからバーボイ(豚)になんだよ」とからかった。
最近は、長い距離、早く歩くようになった。東京のリズムが身に付いたっていうところか。
でも、自転車を購入してからは、どんな近くでも自転車でいく。
彼女達は生まれつき歩くことが嫌いなんだ、と思いたくなる。フィリピン女性の潜在意識の奥深くに「歩いてはいけない」という神からのメッセージが埋め込まれているのかもしれないな。ハハ。
女房は歩くことをもう全然いとわないから、もうフィリピン人じゃないんじゃないかな。

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この道路をずーと歩いた。
道路の名前は、思い出せない。地図も東京にはないので、調べようがない。
ザポーテまで続く道だ。
歩道が整備されているように見えるがそうでもない。実際に歩く人からすれば、鉢植えが邪魔だったりして極めて歩きにくい。
太陽の熱射と排気ガスもついている。歩いて見るかい。
歩行者には優しくない路だ。
歩くのが嫌いなのだから、歩道のことなどあまり考えないか。そうだよな。

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フィリピンを歩いていると、こんな日本の中古車をよく見かける。
日本ではお払い箱になり、マニラで第2の人生(車生?)を迎えているのだ。
なあんだ、俺と一緒じゃないか。ハハハ。
友よ、頑張れよ。いや、頑張らなくて良いから、楽しく生きろよ。

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私は忍耐強い方だ。
歩いた歩いた。が、行けども行けども、目的のラスピニャスの教会にたどり着かない。
道を間違えたかな?
自信がゆらいできた。と共に、喉の渇きが襲ってきた。そりゃそうだろう。太陽の照りつける中、1時間くらい歩いているんだものな。飲み物を買えるお店を探した。やっと、バーガーマシンを見つけ、ペプシコーラ1缶をグッと飲み干した。
バーガーマシンっていうのは、屋台のハンバーガーショップ。大きな通りなら、そこここに見られるよ。女房の家のあるエバコンのバーガーマシンは、可愛いおネエさんが一人でやっているので、おネエさんの顔を見によく立ち寄った。俺って、普段何をやってんだか。俺の品性なんてそんなもんさ。けして格好なんてつけないよ。
喉の渇きも収まり、さらにハンバーガー1個とコーラもう1缶を頼んだ。
余裕も出たので、周囲を見回して見ると、なんのことはない、隣りが目的のラスピニャス教会ではないか。
看板を見ると「いらっしゃい、セント・ジョセフ教会(ラスピニャス教会)に」ではなく「いらっしゃい、バンブーオルガンに」だ。目玉はバンブーオルガンなんだ。
意地悪な見方をすれば、教会ではなくバンブーオルガンが売りの観光スポットなんだね。


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セント・ジョセフ教会(ラスピニャス教会)
なんとも荘厳で重厚な雰囲気のあるたたずまい。いいじゃん。いいじゃん。
この聖堂の中にバンブーオルガンがあるという。
バンブーオルガンというのは、パイプオルガンのパイプの部分が竹でできているとのこと。
毎週日曜日のミサには、バンブーオルガンを演奏しているそうだ。

どんな音色なんだろうね。
管の部分が金属ではなく、竹。
音の尖がった部分が吸収されて、渋みと深みを増した、東洋的響きを想像する。
聞いてみるのが、一番だよね。
今度出てみよう、日曜日のミサに。楽しみが増えた。
よく考えてみると、日本にもあるんだよな、尺八って奴が。

無知だった。
フィリピンにも竹が自生しているんだ。
この教会の天井も竹で組まれているとか。
そういえば、いろんなところで竹が使われている。

毎年2月に、国際バンブーオルガンフェスティバルというのがあるそうだ。
期待しないで、行ってみようか。


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教会内には良い感じの建物が多い。

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聖堂前の広場
所在なげにたたずんでいる人も多い。

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ST. JOSEPH’S ACADEMYと書かれていた。
教会に併設された私立の学校のようだ。

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休み時間の生徒達かな?
前の公立小学校とは大違いだよな。
これがフィリピン、と言ってしまえば、それまでだけどね。

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道路を渡ったところにある「リサール広場」
階段を上がったところがそうらしいが、この建物、何なのかわからなかった。今度行ったら、もっとよく見るさ。
フィリピンの英雄、ホセ・リサール。
ここでは、何も言わないが、フィリピンに関心があるなら、少しは調べておこうね。
東京の日比谷公園を歩いていたとき、草むらのの中にホセ・リサールの小さな碑を見つけてびっくりしたことがある。日本に来たたことがある(そして、日本人の彼女がいたとかいないとか)のは知っていたが、誰がどういう事情で建てたかはうかがいしれなかった。

イントラムロスの近くに、はるかに有名で、大きなリサール公園(ルネタ公園)がある。
女房とのファーストキスはここだった。
それも、30年以上前のクリスマス・イブだった。
ロマンチックだろう。
そして、女房も若くて綺麗だった。
関係ないか。ハハハ。
ジジイにも青春があったんよう。

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広場に上がってみた。本当にただの広場だった。ベンチも何にもない。逆に、なにか新鮮な感じがする。
中学生らしき子供達が遊んでいた。
催しがあるときは、テーブルや椅子を持ち込むのかなあ。

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広場から道路の反対の教会方向を望む。
リサールさんの像もそちらの方を見ている。

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ポリス兼消防署のたてものか。リサール広場の隣り。

b0018885_1151713.jpgこの辺り、雰囲気のある建物が多い。
うまく整備すれば、観光地になるよね。
なんか、もう一つ二つ、目玉が必要だけどね。


この後、景色に変化のない一本道を、延々と歩いた。
途中、水分補給で、もう2軒、バーガーマシンに立ち寄った。

ザポーテ付近で迷ってしまった。
労働者風のおじさんに「サーン、スターモール(スターモールはどこ)」と聞くと、面倒臭そうに指差してくれた。
正しい方角だった。
この辺の人ならスターモールは誰でも知っていると考えたのは正解だった。
疲れ切って、5時ごろ、「福松」に到着する。

なお、ハンバーガーの食べ過ぎで、福松さんのお店では、まったく食欲がなかった。
コーラを飲み、マグロの刺身を食べただけだった。

by wakahiroo | 2005-08-18 16:39 | ○マニラよたよた歩き