隠居生活☆東京・マニラ行ったり来たり

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2007年 07月 29日

Gポイントの酔っ払い

★2007年1月~5月の比国滞在時の出来事です。
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酔っ払った、酔っ払った。
女房と二人で、エンペラドール8杯とフレンチ・フライ。
ご機嫌の佐太郎。
酩酊度7くらいかな。
この瞬間、人生、捨てたもんでもないわい、と感じている。

最近、飲みたくなると、ファウラの「Gポイント」というお店に女房と一緒に行くことが多い。
佐太郎の嗜好に合っている。
女性ボーカルのライブバンドが入っている。
客は、ほとんどが金のなさそうな欧米人。

新宿育ちの佐太郎、場末的雰囲気が大好きだ。
取り澄ましたところは苦手だ。胡散臭い危険の匂いの漂っているところの方が、安らぎを覚えるのだ。

このお店のディープだぜい。
年増度といい、妖怪度といい、かなりの高得点。
限界すれすれのところをついている。スリリング。

この店、常識人には、その良さがわからないだろうな。
なにやらハロハロに似ている。
ゴチャゴチャにいろんなものが詰め込まれていて、ある種の形容しがたいハーモニーを醸し出している。
慣れない人は、口に合わないだろう。拒絶反応ってヤツや。


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酔っ払って咆哮する佐太郎。
気分はライオン丸さ。
酩酊度8に上がっているか。
「ネエチャン、酒もってこい」とか、わけのわからないことをがなり立てているのではない。
多分、70年代80年代の英語のヒット曲を一緒になって歌っているんだ。
なんたって、ジジイの青春の音楽だもんな。
心の中では涙していたりして・・・・
佐太郎って、感傷的で、硝子のハートを持っているんだ。

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ウェートレスは、若くて可愛い子が多い。
フィリピノ語で馬鹿なことを言って、適当にからかっているんさ。女房もあきれ顔。
話をしていると、19歳のアルバイトのこの子も、真面目な子なのが伝わってきた。
孫みたいに可愛いぜ。←といいつつ、鼻の下を伸ばしている。

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足の悪い佐太郎も踊るんだぜ。
もともとジジイ。かっこなんて何にもつけないさ。
女の子達の真ん中に分け入っていって、自己陶酔して踊っている。
あっ、また、ハポン(日本人)の酔っ払いだ、なんて感じだねえ。
時々、欧米系の同類のジジイが現れるけどね。仲間よ。
生きているうちは楽しくいかないとね。
てやんでえ、阿片でも何でも吸引してやろうじゃないか。
佐太郎、ここに錯乱せり!

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帽子は佐太郎のトレード・マーク。
この帽子、2代目なんだ。
1代目は、汚れ過ぎで捨てようかと思っていたとき、コスタルロードでジープから自発的に飛んでいってしまった。

エンペラドール、ロックで1杯、85ペソ(200円ちょい)。
結構。高い。←日本の物価で考えるなよ。
なんたって、エンペラドール1本。ミニストップでは87ペソ、サリサリストアでは64ペソだものなあ。
エンペラドールって、フィリピンのブランディーだ。値段の割りに旨いぜ。
未経験の方がおいでなら、是非試してくれや。効くぜい。胃に滲みるぜい。
とにかくここのロック、原価から計算すると、とっても高~いのだ。
そんなこと言ってたら、お店でなんか、飲めないよな。
気分転換代だわさ。雰囲気を買っているんだ。
帰りは、パジャックで30ペソ。

今度、日本に1本、お土産に持っていこうと思っている。

部屋には、エンペラドールか真露をだいたい置いてある。
だども、あまり飲まない。家で飲んでいてもつまらないんだよな。

・・・・・・・・・・・・
★Gポイントにおける、美についての考察

飲む。踊る。踊る。飲む。酔っ払う。
岡場所的なお店だ。
佐太郎、風俗ライターじゃないからね。
違った視点でこのお店を観察してみる。

佐太郎は新宿育ち。場末的雰囲気が大好きだ。
取り澄ましたところ、セレブっているところは苦手だ。胡散臭い危険の匂いの漂っているところの方が、心休まるのだ。

このお店のディープ度、なかなか。
年増度も妖怪度も限界すれすれのところをついている。スリリングだ。ぞくぞくするぜい。
女房がここなら現役で務まるかと聞く。
一瞬躊躇したものの「ぜ~んぜ~ん、大丈夫」なんて答えていた。ハハハ。
これって、持ち上げたことになるんだよな。

欧米人のお年寄りの好みって、私のような日本人には理解しにくいところがある。
マニアックだ。
発酵、爛熟、崩れ、乱れ、不均衡・・・

欧米人の美意識がおかしいって。そんなこたあ、ないさ。
日本人は、美の基本を欧米系の顔においている。
見ていると、欧米顔した美人には抜きがたい劣等感からかただただ卑屈になっているようだ。
物質文明の先進性を考えるといたし方ないか。
欧米人は、遊ぶとき、妻や恋人と違ったものを求めるんじゃないかな。非日常をね。

佐太郎もどう影響されたのか、このところ嗜好が変わってきたらしい。
だんだんその良さがわかるようになってきた。
この歳になって、やっと芸術性に目覚めてきたのかなあ。
美しい女性の絵より、ピカソの絵画だよな。

整った美形にこだわるようではまだまだだな。
若者なら許そう。
人生の酸いも甘いも噛み分けることのできる年代なら、その青さを笑ってやるぜ。
そんなことないか。
「蓼(タデ)喰う虫も好き好き」って言うものな。
佐太郎、お前、アホやなあ。それを言うなら、「十人十色」やろが。
ん? そんなことないか。おお、日本語は難しい。

アンバランスで崩壊しかっている造作は、飽きもこないし、奥が深い。
美は乱調にあり!だぜい。

この店、常識的な考えしかできないお方は、その良さがわからず逃げ帰るだろうな。
フィリピンのカキ氷、ハロハロに似ている。
ゴチャゴチャにいろんなものが詰め込まれていて、ある種の形容しがたいハーモニーを複雑な味を醸し出している。そこが魅力なんだけど、オツムの固い人、芸術性に目覚めていない人は、肌に合わないよな。

この辺からデル・ピラールにかけてはこの種の女性をピックアップできるお店が何軒かある。
佐太郎、好奇心旺盛だから、それぞれのお店の特徴も心得ている。
でも、ジジイ、風俗ライターじゃないから、あえて無視するよ。

誤解を承知で言うと、プロステチューションもごく普通の日常的営みさ、文化よ。
特別な眼で見ることは何もないさ。
世界最古の職業の一つだそうじゃないか。
吉原抜きでは、江戸庶民文化は語れないんじゃないか。

現実に存在しているのに、ないかのように触れないっていうのもおかしいよな。
ジジイの主義に反する。
ましてや、貞操とかいう幻を信じ込んでいる女性達の偏見なんて、度の入ったサングラスよ。糞くらえさ。

おっと、前言、取り消し。
女房がこわい・・・

by wakahiroo | 2007-07-29 19:20 | ○マラテ迷宮案内


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