隠居生活☆東京・マニラ行ったり来たり

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2006年 07月 07日

プエルト・ガレラ旅行記「老人達と海」(その1)

ヒョウタンから駒
事の発端は、春の新宿御苑で開かれた、お花見兼同期会であった。
「佐渡、今度、フィリピン、行くぞ」
「俺も行くぞ」
「じゃあ、俺も行く」
私も、同席していた女房も冗談で言っていると思った。
ところが、出発の日と帰りの日まで決めるのである。
後日、電話で確認しても、行くと言う。
これは本気だと本格的にフィリピン旅行の案を練り始めた。

フィリピンで一番お奨めは?
やっぱり、きれいな海だろう。
私達の住むマニラの近場でお奨めの海は?
きれいなところはいろいろあるが、一度子供達といったことあるミンドロ島のプエルト・ガレラはどうだろう。
ミンドロ島はルソン島のすぐ南にある島で、大岡昇平の「俘虜記」の舞台になった島である。
ガイドブックやインターネットの情報を参照した結果、エル・ガレオンというビーチリゾートに行くことにした。

6月26日午後、フィリピン航空でやってきた4人を空港で迎える。
観光コースではなく、普段着のフィリピンを見たいという希望に合わせて、宿舎近くのロビンソンというモールにあるフッド・コートという大食堂でフィリピンの一般の人々に混じって夕食をとる。
歳を取っているのは私達だけで、周りが若い人ばかりであることに4人は軽いカルチャーショックを受けたようだった。
日本は老人の国なんだよなあ。
この食堂、アルコール禁止で、内沢君は不満を隠さなかった。
これがその夜の珍事件の伏線だったのか。

マラテペンション事件
マラテペンションという安宿に帰ると、内沢君、早速持参したウイスキーを持ち出し、全員に召集をかける。飲みたくてたまらないのだ。
下戸でアルコールが全く駄目な武部君と、飲みたくて仕方ないんだけれども痛風で歩けなくなったばかりで女房の目の光っている佐渡君(私)は早々に切り上げる。
そのときは、「神奈川の地酒」という著書もある、酒にうるさい山成君、結構速いピッチで飲みながら
 「シーバースリーガルの12年ものはさすが旨い!」
などと快気炎を上げていた。
内沢君、山成君、井口君による酒盛りは続いたようだ。

事件は勃発した。
山成君はトイレに行くと言って内沢君の部屋から消えたそうだ。
山成君、自分の部屋がわからなくなって他の人の部屋に入ろうとしたらしい。

山成君は方向音痴の才能(才能といいたくなるほどの見事な方向音痴なのだ)をその後も発揮し続け、私達を煙にまくのだった・・・

とにかく、従業員に不審者と間違われ、友人と連絡を取るように言われたらしい。

前後不覚に近い酔っ払い(山成君)と4時起きで横浜を出てきて真夜中に起こされて寝ぼけている人間(武部君)の証言を元にして事件を再現すると次のようなことらしい。

武部君の電話が鳴る。
 山「、あんたは誰だ」
真夜中にそんな質問をされて
 武「お前こそ誰だ」
 山「ヤマネだ」
 武「そんな奴は知らない」
しどろもどろの山成君と事情のわからない武部君の間に会話が成り立たない。
その後、井口君によって、山成君は不審者の嫌疑は解かれたということだ。

かくして、死にかけの老人(私)と元気印の老人4人と私の献身的で従順な女房(これだけ褒めておけば文句はあるめえ、ねえ、カアチャン)のプエルト・ガレラ珍道中が始まった。

そして、この旅行で実感した。
人間は歳をとっても子供のときの性格は基本的には全く変わらない!!
ったく~。


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翌朝8時、ペンションの内庭で朝食をとる。
左から、武部君、井口君、山成君、佐渡夫妻、内沢君。
もちろん、ヤマネさんの話題で盛り上がる。
その後の二人の会話
 山「武部は冷たい」
 武「よく言うよ。ヤマネさん」

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スターバックスのお店の間の路地を進んだ奥まったところにペンションの入り口がある。

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スターバックスの珈琲、円に換算すると、ほとんど日本の値段と変わらない。
他の物価と比較すると、フィリピンの一般庶民が気軽に飲める価格ではない。
したがって、客も裕福そうな人が多い。

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マラテペンションは3階建て
こちら側はライブハウス数軒に面していて、夜はただで音楽が聴ける。というより、うるさい。反対側の奥に佐渡が7月以降住むアパートメントがある。

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深夜、ヤマネさんの彷徨った廊下
レトロ調でなかなか雰囲気があるでしょう。

エル・ガレオンまで
朝10時、予約した車(バン)でペンションを出発。
アリストクラトというレストランで仕入れたチキンバーべキューの昼食を途中のガソリンスタンドで食べ、パタンガスまで高速道路を通って2時間半の旅は順調。
パタンガスの船着場で、エル・ガレオンのアウトリガーの専用船に乗り換え、小1時間でエル・ガレオンビーチリゾートのすぐ前に到着。

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エル・ガレオンの専用船は、行きも帰りも我々6人の貸切状態で、ご覧の通りのんびりできた。

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内沢君、山成君の丁々発止としたやりとりは端から見ていても面白い。
飲んでいるときも飲んでいないときも続くのであった。
とにかく二人とも負けず嫌いなのだ。



エル・ガレオンから見える海 5景
まずは、潮風に吹かれながら、毎日目にしていた情景をアップしておこう。
この景色がこの旅行の原点だよね。

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夕暮れのエル・ガレオン専用の船着場

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到着した日はあいにく雨模様。
でも、こういう海も、これはこれで趣あるよね。

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手前のバンカに毎日乗って海に繰り出すことになる。

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よく見たら、この日からボートマンのおじさんと息子のジイスンがいるんだ。

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数日後の夜、山成君がサバンのメインストリートから一人で帰ることがあったが、エル・ガレオンの前を通り過ぎて、向こうに見える岩場のところで変だと気づいたとか・・・、その後、戻ってきてまたエル・ガレオンを通り過ぎてしまったんだとさ。
普通なら、本当かよって、疑うよな。
でも、彼の場合は断言する。
あり得る!


サバン散策
それぞれが部屋で荷を解いて一休みしてから、サバンの街並み(村並みか)に繰り出して夕食をとることにした。

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チェックインをする。
ここでも、ペソで払うべきかドルで払うべきか一悶着。

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プールサイドで一休み

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村のフェスタとかでブラスバンドが村々を練り歩く。
附中のブラスバンドだった武部君、井口君、佐渡君、
異口同音に「俺達と同じくらいに下手糞だ・・・」

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サバンのジープニー乗り場の近くのビーチ沿いにあるレストランで夕暮れの海を見ながらフィリピン料理の夕食をとる。

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フロントの近くのテーブルの下にあった洋書。
見事に英語の本が一冊もなかった。
フランス語、ドイツ語あたりまでは識別ができたが、後はデンマーク語だとか、オランダ語だとか、好き勝手なことを言っていた。


by wakahiroo | 2006-07-07 17:01 | ○旅するフィリピン


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