2009年 09月 03日

バナナ

女房の妹の旦那が、家の裏のバナナの木(偽茎)の傍に生えていた幼い苗木のようなもの(次世代の株、専門的には吸芽というそうだ)を2本、株分けして、バルコニーのすぐ下に移しかえた。
日本に帰る直前だったから9か月前くらいだったな。まだ1メートルにも満たないひ弱な吸芽2本。
内心は枯れてしまうだろうと思っていた。あまり気にもとめていなかった。

ところが、9か月、過ぎて、マニラの家に帰ってみると、びっくりしたなあ、もう。
ご覧の通りの大きさよ。
バナナという植物の生命力の強さに感動しちゃったよ。

★3方向から見たバナナ★
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★9か月前のバナナの株★
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比較してくれよ。


ネットでバナナを調べると、「バナナはバショウ科バショウ属のうち、果実を食用とする品種群の総称。幾つかの原種から育種された多年草である」とある。
多年草ということは、木ではなくなく草なんだ。
幹に見える部分は偽茎といって、葉(葉鞘)が何枚も重なってできているんだってさ。

開花は一本の偽茎につき一回のみで開花後は株元から吸芽を出して枯れてしまうだそうだ。
今度、行ったときは写真の株はもうないんだ。周りの小さい吸芽が代わって生長しているんだな。

私と女房は、毎朝7時前にバルコニーで朝食をとる。
だから、決まった時間にサギンを定点観測することになる。やれ、大きくなったのだの、色が変わっただの、サギンが話題になることがあ多かった。
失礼。サギンというのは、フィリピノ語でバナナのことさ。

★バナナの実ができるまで★
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最初は蕾のようなものが偽茎から垂れ下がってくる。
女房はこれを花と言っていたけど、植物学的には違うみたいだ。でも、フィリピンの一般の人達の認識みたいだな。

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実際の花は、深紅色の苞葉の下の果脂の部分で、その果脂の一つ一つがバナナの1本1本に生長していくのだそうだ。

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深紅色の苞葉は
下のバナナが大きくなるにつれ、一枚ずつ、落ちていく。
だから、上の方から立派なバナナの房が見えてくる。

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右下の黄色い部分が本当の花?

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だんだん果段(バナナの房)が増えていく。

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先端の部分(雄果序)を、女房の弟が棒の先にナイフをつけて切り取った。
2個の収穫のうち、一個は自分でちゃっかり持ち帰った。

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2本のバナナに一つずつ大きな房がついていた。
女房は数えていた。一つにつきバナナ160本以上はあると喜んでいた。

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雄果序を切り取った後の果房
食べごろは2、3カ月くらい後とのこと。残念ながら私と女房は食べられなかった。
毎日、見ていたバナナは、どんな味がしたのかな?
もったいなくて、涙が出たかも。

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バナナの雄果序
野菜として食べる。おいしいよ。味付けにもよるが、私は大好き。
何に似てるかって?
そうだなあ。もやしを細くした感じかな。

★日本に輸入されているバナナはフィリピン産の「ジャイアント・キャベンディッシュ」という品種が8割を占める。
★近年のバナナ輸入量は増加の傾向にあり、2005年は106.7万トン。
★フィリピンからの輸入の割合が高まっている。2005年の輸入先をみると、フィリピン88.5%、エクアドル8.5%、台湾が1.4%。
★バナナには、ナトリウムを排泄し、血圧を抑える効果のあるカリウムが豊富に含まれているため脳梗塞や心筋梗塞、糖尿病の予防にも適している。


 ◆佐太郎の邪道短歌◆
幼き日 病(やまい)のときに 食うバナナ 甘くおいしく 魔法の果実
時を経て 大量輸入で 魔力消え そんなバナナと ジャレ飛ばす果に 
娘らが 食すバナナに 託す夢 肥満解消 精神(こころ)安らか
カリウムが 血圧降下に 効くという サタロー負けじに 一日一本


by wakahiroo | 2009-09-03 13:37 | ○フィリピンの植物


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