隠居生活☆東京・マニラ行ったり来たり

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2009年 07月 09日

ご近所の娘達

マニラの家の近くを散歩していると、必ず声をかけてくれる若い女性のお友達が、佐太郎には、3人もいるんだぜ。羨ましいだろう。

皆、けして美形というわけではない。
でも、若さという奴はそれを補って余りあるものがある。
  若さは眩しい!
この歳になると、つくづく感じてしまう。
障害をかかえている佐太郎は、死というものを射程の中にとらえている。
1年単位で、生きられることを素直に喜ぶ状況にある。

もちろん、若さだけが素晴らしいわけでもない。
成熟した女性、経験を積んだ女性はそれはそれで素晴らしい。いい歳を重ねているなら、違った位相の魅力を感じてしまう。引き込まれて虜にされてしまう。
なにい、佐太郎の女好きは死ぬまで治らないってか。ハハハ。
それが普通だろ。人間らしくていいんじゃないか。治すつもりなど、さらさらないもんね。

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ジョセリン、20歳。レイテ島の田舎出身。
向かいの家のメイドさん。穏やかな性格。慾はなく、決して怒らず、いつも静かに笑っている。ありゃ、どこかで、聞いたような表現やなあ。

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ジーマ、19歳。道路ひとつ隔てたお隣さんのメイドさん
ロンブロン島出身。と言っても、私もどこにあるか知らなかった。ネグロス島の近くの小さな島なのだそうだ。働き者だ。山育ちの野性児そのまま。
力が強い。毎日、山の上まで水を運んでいたのだそうだ。
ココナッツの木なんかも、するすると上ってしまう。急ぐと、子供のように駆け出す。
この子、垢ぬけすると、大変身しそうな気がする。


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メイド(katulong)の憂愁
フィリピノ語のカツロンは、日本語にはメイドと訳すより、女中と訳す方が語感があっているような気がしている。
家族の一員として扱ってもらっているようで、厳然とした使用人なのだ。
労働時間とかの契約はほとんどないようだ。
主人が認めてくれなければ、遊びにいくこともできない。
自分が自由に使える時間がほとんどないみたいだ。
たとえ時間があっても、お金がないから何もできないだろうけど。

フィリピンの市民社会を住人として眺めるようになって、まだ日が浅いのだが、今、感じていること。
・フィリピンの身分差・階層意識は日本よりはるかに強い。
・金を持っていれば、ほとんどのことが許され、金がなければ、ゴミ同然の扱いを受ける。
・日本の平等意識では、ついていけないところがある国だ。

■ジーマが犬を連れてうかない顔で、我が家の裏の空き地にぼんやりたたずんでいる姿を何度か目撃した。おそらく女主人に怒られたんだろう。その顔に、どうしようもないあきらめと、向けるところのない悲しみ・怒りを見たのは、外国人のジジイの感傷だったろうか。
■ジョアンは、早朝、沈んだ顔で、やはり犬を散歩に連れ出してしていた。「モーニン!」と声をかけても黙ってうつむいて逃げていった。いつもは明るい元気な声で返事が返ってくるが・・・

休みとか、労働時間に対して、きっちりした労働契約が結ばれていない。というか、結ばれる状況にない。メイドの仕事を辞めても、他の仕事がない。
だらだらと、見方によっては奴隷のような環境の下で働いていると言えなくもない。
日本の女の子のように、夜、遊びになど、もちろん行けない。

珍しく、3人で連れだって、昼、出かけてきたという。何をしてきたか聞いたら、路上カラオケで歌ってきたんだと。彼女達の自由なんて、そんなレベル。

彼女達に未来も夢もないような気がする。将来に対する閉塞感。
彼女達は今の生活を変えたくても、何もできない。現実に対する無力感。

彼女達は、女房に言う。
「アテ(オ姉サンかな? お姐さんかな? 目上の女性に使う)、日本人の男、紹介して」
「日本は老人国家よ。若い子なんていないよ」
「歳ととっていてもいいよ。優しければ、全然構わない」

彼女達には、外国に行くことが、現状脱出の唯一の手段なのかもしれない。

日本で思われているフィリピン女性のイメージと、一般的フィリピン女性の実像の間には大きな隔りがある気がする。
日本にいるフィリピン女性が、水商売の女性がほとんどなので、致し方ないのかもしれない・・・
・怠け者なんかじゃない。概して働き者だ。
・ヴァージンを大切にする思いは、絶対にフィリピン女性の方が強い。若い子の処女率は、日本の方が低いと思う。

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ジョアンと女房
ジョアン、19歳。マスバテ島出身。向いの家の旦那の姪っ子。向かいの家には、他にも、旦那の姪っ子の若い女性が二人、マスバテから来ている。一人は銀行で働いている。もう一人はシングル・マザーで、近々、ドバイに働きに行くそうだ。子供は田舎の実家にいるそうだ。この子が一番の美人かな。
ジョアンは専門学校に通っていて仕事はしていない。だから、準メイドのような待遇で暮らしているようだ。

我が家の朝は早い。バルコニーから始まる。
朝起きて、最初に目に飛び込んでくるホモ・サピエンスは、女房を除けば、彼女達3人なのだ。
毎朝6時頃、バルコーニーに出て、朝食のの準備をする。コーヒーを沸かし、生野菜と果物を切り、パンを焼いていると、彼女達が働き始める。太腿と二の腕を露わに出して、楽しそうに話しながら道路を掃き清めている。
彼女達の働く姿を眺めながら、女房と二人で摂る朝食が習慣となっている。
眼の保養というか、結構、贅沢をしているのかもしれない。若い子の肢体と動きは美しい。眩しい。なんだか若いエネルギーをいただいているような気がして、気持よく、一日を迎えられるのだ。

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近隣のメイド同士は仲良くしている。
田舎から出てきて友達もなく、孤独、疎外感を慰めあっているのかな。愚痴や主人の悪口を言い合っているんだろうな。
犬の散歩をさせながら、集まって、立ち話していることが多い。
メイド・ネット・ワークが出来上がっているようだ。


今回、日本に帰る時、トライシクルに乗った私と女房に3人は声をかけてきた。
「バイ、バ~イ、12月、待ってるから」
可愛いよな。

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ご近所3人組
折に触れては、この3人が集まって、チスミス(おしゃべり、噂話)をしている。
時々、一緒にでかけたりしている。結構、話が合うようだ。共通点は長い外国暮らし。皆、客観的にフィリピン社会を眺められるみたいだ。
メンバーは左から、
・向かいの奥方
ドバイに30年以上住んでいた。今は息子夫婦、娘夫婦がドバイで働いている。旦那も退職してフィリピンにいるが、故郷のマスバテ島に帰ったまま、戻ってこない。夫婦仲があまりよくないみたいだ。日本によくあるパターン。フィリピンの熟年夫婦も変わらないみたい。
・道路1本隔てたお隣さんの女主人
独身。サウジアラビアで20年近く看護婦として働いていたが、身体を壊して帰ってきている。自宅にサリサリ・ストアを開いたばかり。
・我が家の親分
28年間、日本で暮らしている。

by wakahiroo | 2009-07-09 08:26 | ○ラス・ピニャス通信


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