2009年 06月 17日
バクラランで蘭の鉢植えを二つ買っちゃった。 無意識に二鉢とも紫色を選んでいた。 品性が下劣な佐太郎、高貴な紫色に憧れるのは、コンプレックスの表れなんだろうな。 この花の色は、バイオレットだな。 自信を持って言う。俺んちの蘭ちゃん、水谷んちの蘭ちゃんより綺麗だろ。 佐太郎、紫と赤とピンクが好きなんだ。 そうやなあ。 精神は限りなく紫色で、行動は真紅に気合いを入れて、生活は桃色にほんわりと包まれて生きたい と常々思っているのでさあ。 店員の言い値は、両方の鉢とも150ペソだった。女房、辛抱強くここまでまけさせた。 佐太郎だとこうはいかない。外国人はなかなかまけてくれないし、途中で面倒臭くなってすぐ手を打ってしまう。したがって、わが家では、仕入担当は女房なんすよ。 優雅っちゃ、優雅やろ。悲しみと表裏一体の優雅ってとこかな。 金はないけど、時間は有り余っている。 心の持ち方次第で、極楽、極楽なのでごわす。 もちろん、女房に決まってるだろ。 そりゃあ、愛しているからさ。 てなこと言って、本当は寝たきりになったら、世話してもらわなければならないからだろ。 逝くときは、神様、ぽっくり、いっきにで、お願いしますだ。 オイラも、もう一度くらい、花をつけたいなあ。 オイラの根っこ、もう腐りきってるか。 ああ、無情。 あの頃は純白に憧れていたのかなあ。 時がうつろえば、心も好みもうつろうって。 祇園精舎の鐘の声でさあ。 始めは、何なのか、わからなかったんで、女房に聞いた。 「これ、ナンなのよ?」 「ランなのよ」 ちょっと、作っちゃったけど、だいたい、そんな感じ。 とにかく、蘭ってこんなところに咲かせるんだ。びっくりした。 反省。蘭についてまったく無知だったのだ。 東京に帰ってから、私が関心がある洋ランの方中心だけれど、ネットの蘭のサイトを見まくって、猛勉強中である。 蘭の世界は奥が深い。 大筋を理解するだけで、1週間くらいかかった。 ちょっと面白かったり、へぇ~って感じたりした点を箇条書きにしておこう。 ●洋ランは、花の歴史の中では、ニューウェーブなんだぜ。今も、栽培技術や品種改良が進んでいるんだそうだ。 ●「オーキッド」は、ギリシア語の「睾丸」を意味する単語が語源なのだそうだ。佐太郎、それを読んでうれしくなってしまった。ランの塊茎が睾丸に似ているかららしい。 が、佐太郎、もっと意味深いものを感じてしまうんだな。派手で色鮮やかで美しい蘭の花。扇情的でセクシーに見えてきてしまう。 美しいもの背後には毒が、、卑猥でまがまがしいものがお隠れになっているんでさあ。 ●買った花の鉢に土がないのが不思議だった。花って土から生えているという思いこみがあった。鉢植えの蘭の栽培の場合は、ミズゴケや樹皮チップなどが用いられるだってさ。 佐太郎の中の既成観念が、あっさり打ち砕かれた。 ●洋ランは着生植物となるものが主流なのだそうだ。洋ランと言えば、普通、樹木や岩場に根を張って生育する「着生ラン」を指し、地上に生えるものをわざわざ”地生ラン”と呼ぶほどだとか。 ●蘭の名前は、舌を噛みそうなものが多い。例えば、胡蝶ランはファレノプシス。その他、有名どころで、シンビジューム、デンドロビウム、パフィオぺディラム、覚えやすいのは、カトレア、バンダなど。 とりあえずは、この辺の名前を覚え、花を見て区別がつくようになることでさあ。結構、ハードルが高い第一関門なんだ。蘭科の植物は原種だけで3万を超えるだそうだから、それ以上は成り行き次第なのさ。 蘭狂いより、生身の女性狂いの方が性にあってるかも・・・・、ハハハ。 相変わらず、佐太郎、アホやろ。
by wakahiroo
| 2009-06-17 00:48
| ○フィリピンの植物
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